1978年の最長片道切符の旅・速報版

今日は枕崎から鹿児島にバスで出て、九州新幹線に乗って熊本県に行って、熊本空港から帰京しました。
春夏秋冬と約１年、10ヶ月かかったこの企画。本当に最初は軽い気持ちで始めたんだけど、いざやってみるとたいへんだった。１ヶ月に１回以上はこれをしていたわけで、他にもやることはいろいろあるわけだし、そうなるとどうしても準備が疎になってしまう。予期せぬトラブルもいくつかあって、途中で終わってしまうのではないかと何度か思ったものだけど、無事に終着地まで着くことができて、本当によかった。抱えていた荷物を一つおろした気分である。
旅行中にリアルタイムでブログを更新するというのは、思ったよりもおもしろかった。また別の機会にやるかもしれない。
これで、このブログの更新は終了する。本編は現在執筆中だけど、ゴールデンウィークくらいまでには完成させるつもり。
それでは、今までありがとうございました。

今日は枕崎に宿泊。今、部屋でひとり祝宴を開いております。着く前はセンチメンタルな気分になって、悲しい酒になりそうなので控えめにしようかとも思ったのですが、実際に着いてみるとやはりここまで来られた嬉しさが強まって、近くにスーパーで、こんなに食えねぇよというくらいに食べ物を買ってしまった…。当然鰹も。かなり安い。ビールもそれなりに。
明日家に戻って、最後の締めを行いたいと思います。

指宿からはこの旅最後の列車、普通列車枕崎行きに乗る。満員列車ではなかった。この時間でも土曜日だと高校生もたいして乗らないみたいだ。
今日はずっと曇りがちだったのだが、石垣のあたりで夕日が顔を覗かせて、それで思い出したのは、広尾で見た朝日。
枕崎に到着。５人くらいが最後まで乗っていた。
終わらない旅はない。氏の長い旅の終わりの日に、この、それに比べれば小さな旅が終えられてよかったかな、と思っている。

鹿児島中央からなのはなDX103号に乗る。デラックスというからかっこいい車両がやってくるのかと思ったら、そうでもなかった。デラックスなのは指定席だけらしい。観光客らしきもいるが、高校生など地元の人が多い。坂之上までで地元の人はだいたい降りて、車内はだいぶ空いた。
指宿では時間がある。市営元湯に行ってみたら、なんと今日は26（フロ）の日ということで無料だとのこと。今日がフロの日だったとは全然意識していなかった。
他にも駅から歩ける場所にいろいろ行ってみたが、観光客を見かけたのは、駅と砂湯くらいだ。砂湯は、知らない人が見たら罰ゲームみたいな光景だった。
そういうわけで、いよいよ指宿から最後の列車に乗ります。

隼人から普通列車の鹿児島中央行きに乗る。思ったよりも混まなかった。
錦江湾と桜島でどうしても海側に目が行くが、「原典」には山側についての表記もある。確かにそうなっていた。
九州新幹線の開業に伴い、西鹿児島から名前を変えた鹿児島中央。鹿児島の中央は天文館のあたりではないかと思うのだが、まあそういう名前になっている。
昼時なのでラーメンを食べた。

鹿児島空港から隼人駅まで行くバスはないと思い、国分経由で行くつもりだったのだが、なんと、一日一本だけ隼人駅を経由する便があるようだ。それは気づかないよ。国分に行くバスの15分後の発車だったので、そちらに乗ることにした。京セラ国分社宅行き。空港から社宅へ行くバスだ。
空港から乗ったのは私だけだったが、途中から地元の人が乗ってきた。
隼人で枕崎までの片道乗車券を買う。最終目的地までの第一歩を踏み出す。

羽田空港から順調に鹿児島空港まで飛べた。最後の最後で、空港内に人が入った、みたいな事態が起きるかとも思ったが、さすがにあういうことは二度も起きないようだ。ほぼ満席という繁盛ぶり。屋久島行きに乗り換える人がなからいるようだ。

志木から東上線、有楽町線、山手線、東京モノレール、と乗り継いで羽田空港まで。
今回は、11月のときに続いて、マイルと引き換えの無料航空券で飛ぶ。実は今年末までで有効期限が切れるマイルがまだ10000マイルほどある。なかなか使わないものだ。秋くらいにどこかへ行くときに使おうと思う。11月から４ヶ月連続で九州まで往復しているが、２回は無料航空券で、１回は格安のバースデー割引で、もう１回は親元で正月を過ごすための移動を兼ねているので、実は懐はたいして痛んでいない。
余談だが、空港内で綾小路きみまろを見かけた。まわりの若い人もそれなりに反応していた。有名人だ。

最後の難関である早起きにも成功し、いよいよ本日、最終日となります。まずは羽田空港まで。

いろいろとうだうだ書きましたが、ほぼ２月26日で決まりです。